DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

オーストラリア永住者の現地情報(生活・サーフィン・アウトドア)や海外旅行記など

中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ ベトナム編①

       <シンガポールからハノイへ、そしてハプニング>
   ~旅第一発目のハプニングは一人旅の女性とのアバンチュールfrom china~

 

シンガポールからベトナムの首都ハノイへはタイガー航空のフライトで飛んだ。


フライトは予定通り飛んでハノイに到着したが、ここは今、乗りに乗ってるベトナムの首都かいなと思わせる程こじんまりした感じ。入国してすぐに乗合バスと交渉すると街中までUS$2(ベトナムは広くアメリカドルが精通している)らしい。

車に乗り込み待っていると嫌な予感が的中。ハイエースくらいのミニバンにものすごい量の荷物を積み込むベトナム人達。その典型的なアジアのドタバタ劇が始まると、先に乗っていた俺や欧米人共の顔がみるみる歪んでいく。。

しかし勢いはとまらず最終的に10人乗りくらいのバンに15人くらい客が乗り、荷物がこれ以上ないというくらい無駄なくスペース(人の間や足の下、その他おけるところ全て)を埋めていた。。

早速ベトナムの洗を受けたわけだが、やはりしばらく気合いの入った旅をしてなかったので体がまだついていっていない。どうやらケアンズの生ぬるい環境にいて、温室育ちになってしまったらしい。まだ旅のリズムを掴むのにしばらく時間が掛かりそうだ。。

バスが出発すると空港近くは交通量も少なくのんびりした田園風景が広がっていたが、町に近づくに連れやはりバイクが多くなってきた。そしてバスが旧市街近くに到着しそこで降ろされ、寄って来るうるさいモトサイ(バイクタクシー)の運転手達を振り切ったりして結構街の奥に入ってきてから、なんと乗合いバスの金を払っていないことに気づいた

通常東南アジアでこういったケースでは非常にめずらしく、反対に客のおつりを忘れても自分の取り分は死んでも忘れず親の死に目にもしつこく取り立てる程の勢いのドライバーが多いが、何と彼は俺の運賃を忘れていってしまったようだ。ベトナム人は手強いイメージが強いが何ともうっかりなおっさんだった。


とりあえず泊まる所を探して裏通りにある一軒の宿にチェックインした。翌日は日本から来る友人のKと合流する予定なので、一泊分でよかった。


表に出てみるとそこはさすが東南アジア、狭い路地の両側に店がこれでもかと立ち並び、そこに車・バイク・歩行者がごった返している。このハノイの旧市街はおそろしくごちゃごちゃしていてここは本当に一国の首都の中心部だろうかと疑う。とにかく一瞬たりとも気を抜く事が許されず、常に四方八方からバイクがやってくるのでキョロキョロして落ち着きゃしない。そして前方に気を囚われてると、急に後ろから店と俺の間をすごい勢いで駆け抜けるバイクがいたりしてびっくりする。もはや歩行者通路とかは関係ない。

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どっからでも、何なら歩道にもバイクが飛んでくる。安全地帯はない


そして交差点や道路を渡る時も一苦労だ。とにかく横断歩道なんてもの勿論関係ないが、永遠に来る車・バイクの連弾にギリギリですき間をぬってわたらなきゃいけないのは過去の東南アジアの旅でも散々経験してるが、このハノイのは今までのタイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどよりももっとパワフルな気がする。

そして6方向から道が集まる交差点がすごかった。信号なんか関係ないから6方向それぞれからクルマやバイクが同時に突っ込んでくる。そこを渡らなければ行きたい方向に行けないのだが、渡る時はなかなかのスリル感だった。

自分が渡って来た交差点を振り返り、一人の自転車のおっさんを良く観察してみると、何とひたすら直進してるのである。まっすぐ一点を見つめそのまま突き進み渡り切る。他の5方向の車・バイクの存在など一切気に掛けていない。ただ相手が避けると信じ突っ込むのである。

 

どうしてこれで事故が起こらないんだろう?と不思議でしょうがないが、事が平然と繰り返されている。そんな混沌としたハノイの街の雰囲気に俺は久々の高揚感を感じ興奮しだし、迷路のような旧市街を目的なくただひたすら歩いた。自分の感覚だとベトナムは他の東南アジアよりも更に猥雑でエネルギッシュな気がする。そしてそれが面白く、無駄に交差点を渡ったり人々に混じって町を徘徊した

町中にはそれなりに観光スポットはある。Li Taitoという何代目かの王様の記念碑広場や仏教寺院、大きな教会などあるのだが、それらの印象は特に無く、自分が興味を持ったのはホアンキエム湖という町のシンボルにもなっている湖だ。

その周りを中心に旧市街は栄えているが、以外にもその周りをジョギングしたり散歩したりしてる人が多い。湖の周りに集まる人々のごちゃごちゃした感じは良かった。

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ホアンキエム湖の周りは市民が集い、好きなように過ごしてる

その後ローカルしかいない屋台とすらも言えないような鍋だけでフォーを作っているおばちゃんの所で地べたに座り他の3、4人の現地人にまじりベトナム初の屋台フォーを食べた。味はしかし美味かった。しそみたいな酸味の効いたハーブがのっかっており、それがあっさりしたスープと合う。ベトナム初の本場のフォーは当たりだった。

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屋台?とすら言えぬ簡素なフォー屋さん。でも旨い

その後も迷路みたいな路地を歩きまくるが、一向に方向感覚がつかめないほどややこしい。気づいたら同じ所に戻ってきたりしてしまう。

そして出会いは突然訪れた。

ホアンキエム湖のほとりで夕日を見た後、またあてもなく歩いていると道に迷ってしまい、取りあえず交差点を渡ろうとしてた所、一人の日本人っぽい女の子も同じように迷っているのか地図を見ながら向こう岸に渡ろうとしていた。

そこで交差点を渡った所で日本語で、

〝君も道に迷ってるの?“

と声を掛けてみたら、彼女がカタコトの日本語で、

“ワタシチガイマス、ニホンジンチガイマス”

と返してきた。

なので英語に切り替え話掛けてみる。と、彼女は結構英語が出来る様子なので色々と質問すると、中国本土から来て3か月間東南アジアを一人旅して来て、このハノイの後自分の街・広州に帰るらしい。

フルーツシェイクが集まるストリートとやらを探しているらしい。俺はサンデーマーケットがやってる通りを探していると言ったら、それはきっと同じフルーツシェイクの通りに違いない!一緒に行きましょう!と言われたので、本当は2人の探している物は全然違うものだと思いつつも、相手が女の子の一人旅だったのでそのまま一緒に行く事にした。

今まで自分の偏見と古い記憶から、西洋人以外のアジア系バックパッカーはほぼ日本人という風に思い込んでいたが、最近は中国人も韓国人も女の子一人で外国を旅するようになってきたらしい。

<そういえば初めて中国系の人たちと旅行中仲良くなってしばらく一緒に行動したのは、2002年の時マレーシアからタイのバンコクに向かう寝台列車の道中で出会ったマレーシアンチャイニーズの大学生女の子2人組だった。バンコクでその数日後再会し一緒にラオスまで行き数日共に旅した時だ。その時は最初は初めての経験だったので楽しかったが、そのうち彼女らとの旅のペースの違いに疲れて面倒くさくなってしまってきたが。。>

 

今回会った中国人の女の子の名はクレアー(中国人はイングリッシュネームを使う事が多い)といい、初めての海外一人旅らしく、今回はタイ・ラオスカンボジアベトナムなど3か月くらい回ってここハノイを最後にバスで中国の広州に帰るらしい。27歳で、今回の旅では色んな事を経験したらしく、とても充実したものだったらしい。

俺もそういえば最初の頃のアジアバックパッカーの旅は最高にエキサイティングだったなぁ、なんて思い出したりしていた。

 

2人でしばらく歩いても場所が見つからない、そこで地図を広げたりしてあれこれしてると一人のベトナム人の男に声を掛けられ、彼の案内でそれらしき通りに来ると、お目当てのシェイクの店がならんでいて、しかも客は皆道路に敷いてあるマットに直座りしてそのシェイクを飲んでいたりする

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路上に座り込んでデザートを掻き込むベトナムの人達

一軒の店に決めオーダーをしようとするが、どうやらシェイクというよりこれはチェーというベトナムの代表的なデザートらしい。細かくシャーベット状に砕いた氷をグラスに入れ、お好みのフルーツやタピオカなどを選び、そのグラスの中に全てぶち込みコンデンスミルクを入れ混ぜ込んで食べるベトナム版かき氷といったところか。

氷の衛生状態はともかく、旨そうだ。ライチなどを入れ思い切りコンデンスミルクを入れて食べるチェーはこの暑苦しい気候に見事な程爽やかな風を運んで来て、冷たい氷に甘い味付けという組み合わせが異様にマッチして旨い。

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案内してくれた親切なベトナム人とチェーを一緒に

そしてチェーを食べた後彼と別れまたクレアと二人でぶらぶらして、俺のお目当ての念願のハマグリ屋台を発見。ある旅行作家も絶賛していた蒸しハマグリを、ベトナムに来た際には絶対に食いたいと思っており、念願が一つ叶った。

俺は元来魚介類、特にエビ・カニ系や貝類の甲殻類に目がなく、皿いっぱいに盛られた蒸しハマグリを見ると何と幸せな事か。ここではしかも数ドルで食えるがこれをオーストラリアで食べると数十ドルするだろう。

ぷりっぷりのハマグリに満足し、また歩き続けるとだんだん屋台や周りの店も閉まっていき、辺りが真っ暗になってきて雨は降るわで方向感覚が無くなり道に迷った。湖に戻れば方向が分かると思い人に聞くが英語がほとんど通じなく何人も聞いてようやくホアンキエム湖に戻ってきた。

しばらくしたらクレアーは帰るのかと思ったが、まだ話したいようなので人気の無くなった湖のホトリのベンチに座り色々な話をした。そして何故か空になったペットボトルでキャッチボールをしたりと変な青春の一ページみたいなことをしていた。

 

彼女は今までの人生でまともに日本人と絡んだことがなく、今回俺と過ごしたことで初めて日本人とちゃんと色々と話をした事になるが、どうやらコミュニストの親の影響かそれまでは日本人に対し偏見を持っていたらしい。それもかなり悪い方の。

何故か旅中欧米人と交流するのは何の違和感も無かったが、こうして日本人の俺と普通に交流しているのは彼女にしてみたら不思議な感覚らしい。やはり今だに敵国という認識なのだろうか?

 

俺は普段オーストラリアでの日常で中国人の知り合い・友達にはそんな事言われた事ないし、特に敵国の人間などと意識はしてないと思う。むしろ彼らは日本のファッション・音楽・アニメ・テクノロジーなどに強い興味を持ち友好的な人が多い。でもそれはオーストラリアで会う中国人だからであって、外に出ていない中国人の感覚はそんなもんなのだろうか。


ま、そんなことはいいとして。ただ何となく気のせいか、このシチュエーションに寄って引き起こされた魔力のせいなのか、

彼女の俺を見つめる瞳が徐々に潤んで来てるようにみえる。。。

いや、でも俺は正直ちょっともう眠いし帰りたい。明日日本からKという友達が来るし、ホテルを移る前にゆっくり寝たい。

時計を見るともう午前3時ではないか!

いつの間にか殆ど人通りなど無い。

が、そんな思いとは裏腹に俺の体は意志とは無関係に勝手に動き、気付いたら思わず彼女の手をマッサージなどしていて、それに伴い微妙にこちらにしなだれかかって来る彼女。

正直そんなにタイプでは無いが、ここ数か月女日照りなのでちょっと溜まっているのかい!俺!!と自分に突っ込みを入れてみるがもうこれで帰る、とは言えない展開になってしまった。。

正直ちょっと面倒臭い展開になったな、と思いつつ、ではさようならとは言えない雰囲気になってしまっていたので、宿に取りあえず彼女を連れて帰ってしまいましたとさ。。

それが後々面倒くさい事になるとはその時は思ってもみなかった。。

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人のいなくなった夜中のホアンキエム湖。この後。。。

 

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