DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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スマホも地図アプリも無くても冒険は出来た❕中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ 中国編④

<ハイキングツアー>~憧れの千と千尋の世界が広がる町で新たなチャイニーズガールと過ごしたロマンティックな4日間~パート2~野人と中国人に囲まれるハイキングツアーに潜入~

 

《中国人だけの中国人による中国語のハイキングツアーに交じる》

朝部屋をドンドンとノックする音で起きドアを開けると、プリスが準備出来たらすぐ出発しよう、とせかしてきた。何でも昨日の夜にツアー会社から連絡があったらしく、出発が30分早まったらしい。

急いで支度して集合場所に行くが、人やバスが多すぎて分からない。プリスが我がガイドと思われる、サッカーの元日本代表の野人・岡野ちょっと小太りにさせて極端に悪人面にしたような野蛮そうな奴にどのバスか確認してようやく乗り込むが、やはり乗っていたのは中国人しかいない。。

予想はしていたが、どうやら俺は中国人だけの中国人による中国語のハイキングツアーに参加したらしい。たぶんプリス無しでは一切言葉も何も分からなそうだが、こんな経験は初めてなのでちょっとワクワクする。

そしてやはりこのツアーのガイドはさっきの野人で、ものすごく横柄で偉そうにふるまっていやがるが、元々中国人のサービスの観点は違うししばらく様子を見ていたが、プリス曰くどうも本当に非常に態度が悪いだけの男らしく、彼女も信じられないと言った様子。

何かよくわからんが、道中このガイドはまくしてるようにしゃべってたかと思ったら、急に客を怒鳴りつけてふてくされて黙ってしまった。何事かとプリスに聞くと、後方の席の客が何人か寝てしまいガイディングを聞いていないので、

怒ってもうガイディングはしない!

と黙ってしまったらしい。。

何を言いさらしてんだ、この野人は?

では他の聞いている客の事はいいのだろうか?

そもそも話は面白かったのか?

びっくりなのは中国人客の態度である。そんなキチ○イ野人ガイドに誰も文句を言わず、黙っておとなしく従っている。これが欧米人相手の英語ツアーだったらこの時点でツアーは無茶苦茶、そして全額返金だろう。

こんなんでもおとなしくついて行くのは、やはり元々の共産圏のサービスの在り方もあるだろうが、中国の人達のツアー=レジャーに対する経験が浅いからか、知らない場所に現地の慣れた人に連れて行って頂く、という感覚が強いみたいだ。

なのでまだそこが発展途上なのか、サービスの供給者>消費者という関係がまだまだこういったアクティビティでは根強そうだ。これはこれで面白いものが経験出来ているのかも。

バスは途中博物館や大きな河沿いで休憩したが、そこが地理の授業で習ったかの有名な長江である事を知った。

本当に何も調べてないな、俺は。長江と黄河とあとなんだっけ?中国の大きな河って?


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ここで写真を撮って、後ろに流れているのが初めてあの長江であることを知った。。

《景色抜群のトラが跳ねる谷でのハイキング》

山の中腹のレストランでランチを食べた後、バスは崖の切り立った山道を行き、目的地のTiger Leaping George(トラが跳ねる谷)についた。ここは標高いくらかだか知らないが、周りは高い山に囲まれて、景色は抜群だ。

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トレッキングの出発地点。中々山の景色は深くいい感じ

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ハイキング中眼下には段々畑が見える。のどか

このトレッキングは行きが下りで谷の一番下まで降り、そして帰りが昇りで出発店まで登る行程だ。道は舗装されておらず、ちょっとデコボコでそんなに歩きやすいわけではないので、運動不足気味の中国人観光客達にはきつそうに見える。

そして我がバスの他にも何台か来てるので、コースは渋滞して歩く人の行列が出来てしまう。この国は歩く時まで渋滞するのかと人口密度の高さに辟易した。

プリスのペースも遅いので、俺はのんびりと写真を取りながら歩いた。途中皆ペースがばらつき出したので、歩きやすくなった。


トレッキングのゴールである一番底の谷底は、すぐ眼下に迫力ある長江の激流を見下ろし、また見上げれば切り立った峻険な山々がそびえたつ、という大迫力。この激流に落ちたらすぐさま超大型洗濯機に飲み込まれ生きて帰れないだろうな。。

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迫力満点の谷底の激流!ここで落ちた奴は何人いたのだろうか。。考えたくない

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そして上を見上げれば峻嶮な山々が神々しい。。ただ、危ない

しばらくそこで過ごし帰りの時間になった時、あの野人は上半身裸で、脱いだTシャツを頭の上で振り回し口笛を吹いて客に合図をし登り始めるよう促していた。。。

客は家畜か。。(プリスに聞いて分かったが、彼はこの辺の山奥の山岳部族の出身で、動物と共に育ったらしい。雲南省のターザンといったところか。)

帰りは皆きつそうで、フラフラになりながら登っていた。プリスも途中までは気丈にふるまっていたが、どうやらやせ我慢だったらしく、最後は腰砕けで這いつくばるようにゴールした。お疲れさん。

いやしかしガイドは理解を超えた頭の回路を持つ現代人からかけ離れた野蛮人だったが、トレッキングは景色も良く爽快だったし、何より中国人による中国人の為の中国語ツアーを体験して色々観察出来て面白かった!

ツアー帰宅時が夜7:00頃だったので、そのまま近くの賑わうレストランで食べた。ここもローカルフードを扱うレストランらしく、ヌードル・混ぜご飯・コンニャクみたいな物・マーボーに似た豆腐料理などどれも美味しく、中国来て今の所一番美味しかったかも。

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これも麗江の地元料理。以外に当たりだった

となりのテーブルでは日本人の年配男性2人組が日本語を話す中国人ガイドと飯を食いながら、政治の事などを語っていた。久々に聞いた日本語だったが、何故か今回の旅では有名どころも行ってるんだけど、日本人を殆ど見かけない気がする。やはり若年層の旅行者、とくにバックパッカーが減ってるんだろうか?これはこの年の3月に起きた東日本大震災の影響だけではない気がする。。

 

《ロマンチックな世界で儚く終わったした淡い恋》

そしてまた昨夜と同じように町を練り歩いた。

ランダムに旧市街の隅々まで歩いていると、ふと昨日歩いたところだと気づいたりして面白い。地元名産品のお土産屋では手作りの刺繍や木彫り・アクセサリーなどが実に器用に作られていて見飽きない。

自分の肩掛けバッグが欲しかったので、ここら辺の民族が昔使っていた象形文字が刺繍してあるバッグを購入。そして夜中12:00くらいまでブラブラして帰ってきた。今日は実に充実した内容の満足な一日だった。麗江最高!

 

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麗江の夜は路地裏も毎晩賑わう

翌日は午後からプリスと行動する約束をしていたので、朝はゆっくりとインターネットをやったり一人で担々麺を食べたりして過ごした。ちょうど今日で旅に出て2週間で、ケアンズで過ごしていた日常が遠い昔みたいだ。でも2週間でこんなにもケアンズの事がすっかり遠のいてしまうのは、やはり旅のこの2週間に色んな事が有り、充実していたからだろう。

人生もいつもこんなにいろんな事があってエキサイティングだったらさぞかし充実して長いものになるのだろうに、なかなかはそうはいかないね、などと少しこの2週間を感傷的に振り返ってみたりした。

プリスと合流し、今日はまだ訪れていない、旧市街の丘の上のほうにある寺や塔などを見て回ることにした。ここら辺のそういった寺や塔は入場料がやたら高い割に大した暇つぶしにもならないようなしょぼい感じだが、高い入場料がいやなので裏の方から回ってみると金を取られずに入れたりした。

それにしても中国のこういった場所の入場料は異様に高い、そしてつまらない。普通の生活を見たり町を歩いたりした方がよっぽど楽しい。この昼間の観光で唯一良かったのは塔に上って町を見下ろすと、見事に旧市街と新市街がくっきりと分かれているのが見えた事だった。

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塔の上から見た旧市街。やっぱり古い町並みが好きだ

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一方こちらは新市街。全く建物の趣が違う。。

町に戻ると適当なこぢんまりした食堂でまつたけのスープ・ライスソーセージ・魚の揚げ物などのディナーを満喫(まつたけのスープは味がうすく微妙だったけど。。)し、今日が2人共麗江最後の夜なので出会った記念に2人でお揃いの物を買おうと提案してみた。

結局何がいいか決まらずに、それでは指輪を買おうと提案するとプリスは、

"指輪は普通恋人同士がペアで買うものだと思うけど、でも私は気にしないけど”

と、実は非常に気にした様子だったが、とりあえず他の案も無いので店を回り探してみる事にした。

なかなかサイズや気に入ったものが見つからず、何件か探してようやくペアの物を買った(これはすぐにのちの旅中に割れてしまうというオチだったが)。そしてまだ行っていない旧市街の南端の方まで足を延ばし最後の散策を心残りが無いように楽しんだ。

帰りにちょっと調子に乗って勇気を出してさりげなく手をつないでみたが、プリスの方がそれはちょっと、と軽く拒否感があったので手をひっこめた情けない俺。

あ~、恥ずかしい。。

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麗江最後の晩餐。ソーセージは見た目はあれだが、結構いけた

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この吉野家は極めて怪しい。メニューがそもそも。。

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情緒あふれる提灯の店構えを下品なライトでぶち壊すバーの外観。さすが中国

そして宿に戻り夜が遅かったので、少し話してそれぞれの部屋に戻って寝た。

今回はこのプリスと出会ったおかげでこのネムーカップルだらけの麗江を寂しい思いをせずに十分満喫出来、色々ハイキングや中国人の中に入ってツアーを体験出来たり、通訳など助けてもらって本当に感謝している。何より彼女の人柄が良く、軽いロマンチックなシチュエーションでの恋(俺の方だけか?)の感じもありいい時間を過ごせた。またいつか是非再会出来たらと思う。

謝謝、スウィート・プリス。

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麗江の旅を楽しくしてくれた救世主・プリス。せめて俺の事は忘れないで欲しい。。

 

 

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