DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編①

<アルマティ―~ビシュケク>~ついにカザフスタンを離れミステリアスなキルギスタンに突入、そして別れ&再会~

 

 

《さんざん世話になった救世主・Elranとの別れ》

翌朝は7:30頃起きてElranとお別れをして、ヘイドリアンとビクトールと共にキルギスタン行きのバスターミナルに向かった。

それにしても最後の最後までElranにはお世話になったな。

彼に反対されながらも絶対あの国境を越えてみせる!と息巻いて出て行って、結局ホウホウの体で帰って来た俺達を再び暖かく迎え入れ、最後まで色々と世話を焼いてくれた寛大さと友情には感謝してもしきれない。

 

そしてこのスイスコンビ“おう、またな!”的な軽いノリでお別れしているが、一体どこまで感謝をしているのだろう?それとも感謝という言葉がスイスには存在していないのだろうか? 

それとも2人共実は極度の照れ屋で、心の奥底では泣いているのかもしれない!?、、いやそれはないか。。。

まーとにかく俺はメチャ感謝してるよ、お前は最高の男前だ!Elran!! 

 

サイランのバスターミナルは大小のバスが所狭しと佃煮のように並んでおり、最初どれに乗ったらさっぱり分からなかったが、人に聞いたりしてすぐにビシュケク行きの乗合いバスは見つかった。

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サイランバスターミナル。ここからついにキルギスタンへ!ただゴチャゴチャしすぎている。。

《再びカオスな国境越え》

そう、今日はいよいよカザフスタンから出て、立派に王道の国境を正規のルートで越えて堂々とキルギスタンに入国してしまう日なのである。

バスはハイエースサイズのミニバスで、案の定人も荷物もギュウギュウに積み込むのだが、国境までは割とスムーズに2時間程でついてしまった。

 

ただ勿論この陸路の国境はテクノロジーの存在は皆無で、全て手動式で一人一人に時間が掛る。またここは一応国と国を結ぶ公的機関であるにも関わらず、地元民には列を作って並ぶという概念が存在して無いのか、皆鬼のような形相で押し合いもみくちゃになってろくに出国審査もせずに通過していく。

どうなってるんだ、彼らの出入国は?ジプシー扱いか?

 

ただ俺達旅人には一人一人にえらく時間が掛かり、出国審査を終えようやくキルギスタン側へ。よくキルギスタンの国境では賄賂払うまで入国させなかったり、荷物検査を無理やりして係員が荷物を盗んだりといった噂がこの辺の旅人の間で話題になるが、今回は特にそういったトラブルもなくただ猥雑な国境を、ほこりまみれになりながら通過出来た。

 

再びバスで走っているとキルギスタン首都・ビシュケクの街が見えて来た。人々の顔つきはカザフ人ともよく似ていた(となりだから当たり前か)。

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ビシュケクの通り。首都とはいえこじんまりしている

 

《唐突に訪れた別れ》

そしてとりあえず宿を取ろうという事で近くにありそうな“さくらゲストハウス”という宿に向かった。ここはロンリープラネットでも地球の歩き方でも推薦されている宿らしく、宿の経営者は旦那が生粋の日本人、妻が日本語・英語ペラペラのキルギス人である。

中に入ると庭には小さいながらプールがあり、建物も外観は赤い屋根が小奇麗で、中のドミトリーは靴を脱ぐ決まりなので床も綺麗だった。早速俺はパスポートを見せチェックインすることにしたが、何やらスイスコンビが揉めている。

何と彼らはやっぱりここに留まらずにこのままビシュケクを出て、山の方にダイレクトに行き、またすぐトレッキングを再開するらしい。俺も一緒に行こうと言われ迷いが生じたが、正直すぐトレッキングというのはきつく、今はちょっとこのビシュケクでゆっくりしながらこのキルギスタンではどうしようか考えたかった。

また、俺の装備では今後ますます奥へ入って行く2人に迷惑が掛かりそうだし、俺もまたトレッキングはこのキルギスタンでするつもりだが、自分のペースで決めて動きたくなった。

『久々に一人になりたいという気持ちと、なんだかんだ言って彼らと中国から色んな事があり、無茶苦茶な思い出を共有し、別れるのは寂しいと思う気持ちが複雑に入り混じったが、やはり一旦仕切り直ししたかったので俺はここに留まる事にした。』

 

ビクトールに”本当にいいんだな?後悔しない?“と確認されたがやはり俺の考えは変わらなかった。

ただいざ別れるとなると一気に思い出が溢れ出て来て、感情もマグマのように吹き上がやっぱり一緒に行く、と口が開きかけたが思いとどまりそのまま見送った。。

 

約2週間以上一緒にいたことになるが、本当に彼らと過ごしたこの2週間強の期間は、ウルムチのディスコに始まり、国境越えのバス移動からElran宅現地女子、そしてトレッキング&ユルタの出来事とハプニングの目白押しでこんなに濃い2週間は無いんじゃないかと思うほど思い出が詰まっている。

また、どこかで再会出来たらいいなと願う。今までの色んな旅の経験の中でもここまで欧米、いや日本人でも旅中にあった他の旅人と長く一緒に旅したことはなかったので、色んな意味で学ぶ事もあり面白かった!

いや、お互いに良い旅を! 

 

《そして偶然の再会》

そして気分転換に宿の周りをウロウロしてスーパーで飯食って宿に戻ると、6人部屋の同部屋に日本人のチャリダーの男の子がやって来て、彼はもう3年くらいチャリで世界を回ってるらしい。

この季節このルートはチャリダーが世界中からたくさんいるという事だが、確かに何人かに俺も会っている。いつか自分もチャリで長旅をしてみたいと思う。

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ビシュケクの中心街、といっても本当に高いビルが無い。

夜になり疲れていた俺はぐっすり眠っていたのだが、夜中寝ている俺の膝を誰かたたく奴がいると思って暗闇の中目を開けると、見覚えのある顔が目の前にあり、それはあのイスラエル人のマタンだった。

何と偶然な事か!

彼はこの夜中の1時過ぎにたまたま同じ宿にチェックインし、たまたま同じ部屋の残りひとつ空いていたベッドをあてがわれたらしい。そういえば中国を出る前に彼はカザフスタン経由ではなくウルムチの西南のカシュガルという中国西端の街経由で、キルギスタンに行くからもしかしたら現地で会うかもね、とはいってたもののこんな形であのイスコンビ2人と別れた直後に再会するとは!いやはや本当旅は面白い。

あのウルムチディスコ・四銃士がこういった形で複雑に絡み合うとは。これはキルギスタンも面白くなりそうだ。しかし、この真っ暗な中よく俺だと気づいたな。。

 


ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅 (中経の文庫)


D15 地球の歩き方 中央アジア サマルカンドとシルクロードの国々 2019~2020 (ウズベキスタン カザフスタン キルギス トルクメニスタン タジキスタン)