DavePerthのオーストラリア生活記&海外旅行記

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中国から中央アジア ~シルクロード横断ディープ旅~ キルギスタン編③

 <ビシュケク~タムチ>~いきなりキルギスの深部・小さなローカル村に入り込み、キルギス美少女との出会い~

 

 

キルギスの田舎を目指せ!東へ❢東へ❢》

翌日マタンと田舎の方に向けて出発することにした。

実はカザフ大使館にパスポートを預けっぱなしになってしまうのだが、地方はパスポートを提示することなどないだろう、という浅はかな考えで2人共パスポート無しで出発することにした。

オランダ人のおばちゃんコンビと朝食を食べて、バスターミナルまで向かったが、ローカルバスは朝のせいかギュウギュウで狭くほぼスペースがなかった。ターミナルでチョロンボンという町まで250ソムであったので、その手前のタムチーという所まで行きたかったので、230ソムで合意しバスを待っている間に近くの食堂で飯を食った。

 

そこでも日本人というと”サムライ“”ニンジャ“などと声が掛かり、ここキルギスタンでも日本のイメージはそんな感じみたいだ。

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バスターミナル。相変わらずハイエースサイズの乗り合いバスばかり。ここにはタイムスケジュールなどない

そしてバスはやはりギュウギュウで、前のおじさんが少し英語を解すのかどこから来たのか?とか色々話しかけてきて、それを機に乗客は皆こちらに興味を示してきたので、ここでもカザフスタン同様旅人に対して積極的そうな印象を受けた。

途中の休憩した所では山に囲まれたハイウェイのど真ん中で、すごく青空と山のコントラストが綺麗でこれからの素晴らしい旅を予感させる。そこで合ったポーランドからの3人組の女の子達がトレッキング目的地のカラコルから帰って来てて、すごく良かったと言っていた。我々もそっち方面に行くつもりなので楽しみだ!

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キルギスタンカザフスタンよりも山々しい景色が全体的に多い。

そしてバスは進みタムチーに近づいてきたら、右前の座席の綺麗な女の人やその前のおばちゃん達が一体タムチーで何をするのか?と聞いてきたりして色々コミュニケーションを取った。

そういえばタムチーって何があるんだ

タムチーは首都ビシュケクから東に横長に伸びる、イシクル湖の北側のビーチ沿いにある小さな村で、ロンリープラネットにもかろうじて記載がある程度だ。そしてマタンが持っているいつのだか分からないロンリープラネットのコピーには、一応宿が一軒あると記載している。

ま、最悪寝床は俺が持っているテントでも良いのだが、例の右前の座席の綺麗な人が我々を心配して、その唯一と思われるホテルとコンタクト取ろうと頑張ってくれたが電話は繋がらなかったようだ。

 

そのまま乗客の皆と別れタムチーで降りる俺達。

見渡したところかなり田舎の村で、家がポツンポツンと並んでいるだけで他は家畜や畑があり、その奥に山が広がっているだけ。

他に外人旅行者など全くいない感じ。という事はホテルなんてあるんだろうか?と思いながら適当に村を歩いていると前方に湖が見えて来た。これがイシクル湖か!なんか綺麗そうでビーチもあるぞ!

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タムチ―村の中心ジャンクション。誰もいない。。

《いきなりローカルハウスに滞在》

しかし今は宿探しが優先なので歩き続けていると、子供が手を振ってきたり村人達が奇異の目で眺めてきたりするので、やはりこんな何もない所に来る外人は殆どいないらしい。

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タムチ―村の子供達。素朴で可愛い

そして迷いながらロンリープラネットにホテルがあるとなっている場所(この村の地図も相当いい加減だった)に辿り着いても、なにやら変な城みたいな古い建物があるが、そこは廃墟になっており人のいる気配など全くない。。

すると俺達の様子を見ていた30代くらいの女性がこちらにやってきて、カタコトの英語で、”泊まるところを探してるの?“と聞いてきたのでそうだというと、”家にこないか?“と提案してくる。ただカザフスタンの時とは違いいくらかのお礼が必要みたいなので、一泊二人で400ソム(約400円)でその女性・ライアの家に泊めてもらう事にした。

家は村の中心のジャンクション、と言っても村に唯一のレストランがあるコーナーの事で、特に信号があるわけでもないのだが、そのジャンクションのすぐ近くにあった。家の前のスペースで洋服を売っており、そこを抜けて敷地に入ると家は大きく綺麗だった。

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ライヤの家の中庭。結構広くて綺麗

中庭が綺麗で大きく、そこで3人の男の子たちが中庭の真ん中の芝の上にポンとある風呂に入って遊んでいる。男の子達を見るとちょっと白人っぽい血が入っていそうで、あとからさっきの女性ライアと共に旦那がやってきたが、やはりロシア系だった。

ああ、こういう組み合わせって結構あるのかな?印象ではカザフスタンでもキルギスタンでもあまり現地系とロシア系が混ざってる印象が少ないけど、この夫婦は仲良さそうで子供達もすこぶる可愛い。

案内された部屋は一軒の離れといったところで、俺達二人が寝る分には全く問題無い広さだ。

造りはモダンだが、部屋にはやはりカザフスタン同様あの刺繍のカラフルな独特の絨毯やクッションがある。布団カバーもそれで何か豪華な感じで寝れそうだ。

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俺達に与えられた部屋。トイレも付いていて十分な設備

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中庭の風呂で遊ぶ子供達。このアウトドア風呂に後で俺達も入っちゃうのだ!

ライア家族は今ここには住んでおらず、店を閉めると夜はちょっと離れた家に帰るので俺達だけになるらしい。なので夜自由に星空の下風呂に入る事にした。

 

《海のような湖とレストランでの出会い》

荷物を置いて落ち着いたので村の散策に。

ここは本当すぐそこの向かいにレストランがあるのともう一軒道の反対側にレストランがある他、一軒だけバスを降りた幹線通り沿いに小さな商店があるのみの小さな村だ。歩くたびに子供が手を振ってきたりしてとても平和そうに見えるが、ライアはここに泊まってることは他の人に言わないでと言っていたので、やはりこんなところでも泥棒とかはいるんだろうか?

まーただ他人に言わないでも何も、もう既にとっくに村人達は俺達の存在を知っていると思うが。。

そして店で菓子を買って湖でのんびりすることにした。

湖には避暑で来ているのかロシア系の家族が2,3組いて、子供達と水の中に入り遊んでいた。俺も水着に着替え少し入っていると水は少し冷たい。近くでイスラムの女の子が水着で人前で水に入っているのを始めて見た。

そして湖の向こう側の奥には雪山が連なっており、ダイナミックな景色を堪能しながらの保養は本当に贅沢だ。

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イシクル湖のほとりでまったり。人も少なくてのんびりした空気が流れる

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対岸の奥の方には雪山が連なっており、ダイナミックな景観を望める

その後一旦宿に戻ってから、この村で唯一CBTというキルギスタンのツーリズム協会みたいな団体に登録しているおばちゃんの家に行き、マタンがずっとやりたがっているホースライディングの値段などを聞いた。マタンは世界中を回ってきたのだが、このキルギスタンで何故か絶対ホースライディングをやるんだ!と意気込んでおり、これが後にまたひとつのエキセントリックなエピソードを生むことになる。

 

そして腹が減ったので、ライアの家の前のレストランで夕食を食べに行った。すると2人の若い女の子がウエイトレスでいて、嬉しいことに英語が流暢に話せた。

どうやら大学生で、ビシュケクからこの夏の間だけバイトで来てるらしい。一人は現在アメリカに留学に行っているらしく、そっちのアクセントが強くマタンがずっと話相手をしていた。

もう一人のとてもかわいい子は19歳のアイジャマールという名前で、もう一人のアメリカに行ってる子とは対照的に穏やかで柔らかい感じだ。外人が殆どこない村だからか我々に興味津々で、また客も少ないのでずっとうちらの相手をしている状況だ。

飯の方のクオリティはまあこんな辺鄙な所だからしょうがないかという物だったが、とにかくこの女の子とずっと話していて場が本当に華やいだ。このアイジャマールちゃんはこの3か月後の9月からドイツに留学に行くらしく、英語の他にもドイツ語も話せるらしい。

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麗しのキルギスJDと一緒に一枚。彼女とはこの後1年半以上文通が続いた

カザフスタンでもそうだったが、これらの国の人々の語学力は極端で、田舎の方の人や中年以上は殆ど外国語を解することはなく、英語もハローすら通じないので中国以上にコミュニケーションが困難なのだが、若い、特に大学生は英語のみならず、ドイツ語やフランス語・中国語などもう1・2言語話すという人が多く、外国にとても興味があり勉強熱心だ。

元々話す地元の言葉とロシア語に加え、英語プラスもう1言語と4か国語くらいしゃべるので、時折そういった若い連中とお互い何か国語話せるのか?という話題になった時、俺は日本語・英語のみの2か国語だと言うと、”それだけ?“ときょとんとされ驚かれるのである。

向こうからしてみたら先進国の人間で、また旅行を色々してるのにそれしか話せないのかと不思議でならないようだが、逆に先進国の人間の方が全体的に語学力が低い人が多いように見える。

 

【特に自国内で経済やTV番組、ファッション・あらゆる製品などが発達している国ではその傾向が強いと思う。何もない国の人ほど、外への関心・欲求が強く必要に迫られ自然と外国語を習得してるように思える。そして彼らにとって海外留学や海外での労働というのは、特別な事では無く当たり前の人生の選択肢になっているのである。】

 

それが若い世代に顕著に出ててすごい。

そしてふと考えたらある事実に気付き愕然とした!! それは、

俺は外国語を一切話せない!

日本語は日本で生まれたから話せて当然で、英語は英語圏に移住したから話せなきゃ生活出来ないし、、、という事は俺は事実上外国語を一切話せないという事だ!

これはやばい、オーストラリアに戻ったら勉強しないと。。この中央アジアで若い連中と多く接して刺激を貰ってるようだ。

 

そしてその後も楽しく会話ははずみ俺はアイジャマールと明日の朝6:00に一緒にジョギングをする約束をしてレストランを出た。

 

《星空の下、人生最高の露天風呂》

そして家に戻って昼間子供達が入っていた、念願の庭風呂に入る事にした。

中庭はもう真っ暗で頭上にには星が瞬いている。そして標高の高いキルギスタンは6月といえど夜は少し肌寒いので、この熱いお湯の風呂が最高だった。こんな辺鄙な村の最高に綺麗な湖のほとりの家の庭で、満点の星空を眺めながらの入浴は想像以上に素晴らしかった。

思えば遠くへ来たもんだ、こんなキルギスタンの田舎の村で星空を眺めながら風呂なんて。。。全く現実感がない。

 

湯加減といい星空・置かれているシチュエーションと全てがパーフェクトで、今までの人生の風呂で間違いなく一番だと思う。

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頭上には満点の星空が...間違いなく人生最高の風呂!!

いやー、キルギスタンも早速やべ~~な。

これからどうなっていくんだろう。。

 


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)
ディープすぎるシルクロード中央アジアの旅 (中経の文庫)